アウトドアブームを牽引するスタイリスト、平健一のポップアップストア「平屋」が表参道に現れる!

2020年1月12日(日)、13日(月・祝)の二日間にわたって、東京・表参道のBA-TSU ART GALLERYで開催するd365のマーケットイベント「サンロクゴ商店街」。本連載では、このイベントにご参加いただくショップやブランドの魅力を深堀りインタビュー。今回紹介するのは、自身の名を冠したポップアップストア「平屋(たいらや)」を引っ提げて参戦するスタイリストの平健一さん。アウトドア好きならお馴染みのアフロへアーとサングラスのシルエットは、アウトドア誌のみならず、ウェブメディアやアウトドアイベントで見かけた人も多いかもしれない。人気スタイリストとして、アウトドアブームの牽引役を担う平さんに「平屋(たいらや)」について訊いた。

アウトドアブランドに縛られない幅広い守備範囲

今年6月に西武池袋本店にて産声を上げた「平屋」。約一ヶ月間のポップアップストアとして、スタイリスト平さんが選んだこだわりのアウトドアブランドから、知る人ぞ知るファッションブランドまでが揃い、ここでしか買えない限定品も多数登場した。その平屋が、今回「サンロクゴ商店街」に特別出店する。


「アウトドアブームが定着したおかげで、キャンプギアの紹介やグランピングのスタイリングなど、アウトドア関係の仕事が増えました。でも、ファッション畑で育っていますから、セレクトもアウトドアブランドだけに縛られないようにしていますね」

そう語る平さんは、数々のアウトドア企画にスタイリストとして携わり、ブーム黎明期から業界を牽引。多くのアウトドアブランドを世に送り出してきたスタイリストの一人だ。昨今はアウトドア関連の仕事で人気を博しているものの、「あくまで本分はスタイリスト」というのが平さんのスタンスだ。

自身を冠したポップアップストア「平屋」でも、そのセレクトはアウトドアに限らず、ファッション、雑貨、アートと守備範囲は広く、目新しいブランドがラインナップされている。「ぼくが気に入ったものを入れているだけですけどね!」と笑う平さんだが、どのセレクトも作り手たちとの関係があってこそ。「サンロクゴ商店街」で取り扱うブランドの一部を紹介していこう。

「平屋」で見られる至高のセレクト

今回取り扱うブランドも、なかなか実物を見る機会が少ない希少でこだわり抜いたものばかり。平さんがセレクトした理由をそれぞれ語っていただいた。

The Arth(ざぁ~ッス)


「『ざぁ~ッス』はヘキサテーブルを流行らせた立役者。埼玉県川口の木製什器の会社『ビッグベアー』が手がけるメイドインジャパンのブランドです。代表の大熊さん自身もキャンパーとあって、さまざまタイプのヘキサテーブルをラインナップしているので、自分の焚き火シーンにフィットするアイテムが見つかると思います。天板へのプリントも自社でやっているので、オリジナリティのあるツールが手に入るのが魅力ですね! スタンダードタイプが『ヘキ男』、ひとつ小さいのが『ヘキ子』と、チャーミングな名前もおもしろいです」

38explore(サーティーエイト エクスプローラー)


「インテリアデザイナー兼アウトドアプロダクトデザイナーの宮崎秀仁さん、通称『38パレットのミヤさん』が手がけるブランドが38explore。Snowpeakのシェルフコンテナとシンデレラフィットする天板、『38パレット』はキャンパーの間では説明不要の名品ですね。ミヤさんは、長年建築現場で技術を学び、そのノウハウを生かして自身のブランドを起業。『Make Your Own Gear』を地で行く、生粋のクラフトマンがつくるプロダクトは、キャンパーたちが『こういうのが欲しかった!』と唸る逸品ばかりです」

Peregrine Design(ペレグリン デザイン)


「カメラマンでもある見城了さんが、アウトドア好きが興じて始めたブランドが『ペレグリン デザイン』です。このブランドはとにかく凝ったものが多いですね。蚊取り線香ホルダーや鍋敷きなど、ちょっと変わったこだわりを持って作っているので、毎シーズン新商品が楽しみなブランドです。ありそうでなかったアイテムがたくさんあり、ネタとしてもおもしろいだけじゃなくて、きちんと考えて作られているので、キャンパーだけでなく普段使いとして生活に取り入れるのもおもしろいと思います」

GRIP SWANY(グリップスワニー)


「からし色の『レザーグローブ』は、定番中の定番ですね。ガシガシ使える堅牢性は、さすがアメリカ。ここ数年、アパレルにも力を入れていて、『グリップスワニー』らしい、火のまわりでの使用を想定したラインナップは、一貫してブランドのカラーを貫く姿勢を感じます! パンツやブランケット、シャツ、ポンチョにいたるまで、難燃性素材を使用し、今後の焚き火シーンは『グリップスワニー』なしでは語れなくなりそうですね」

Orange(オレンジ)

「和歌山で店を構えるアウトドアセレクトショップが『オレンジ』。県内に2店舗とキャンプ場も経営しており、西日本屈指の品ぞろえです。ワイルドシングズとグリップスワニーとのトリプルコラボもおすすめなのですが、もうひとつ挙げるならアウトドアスパイス『ほりにし』です。『オレンジ』のマネージャー堀西さんが開発した特製スパイスで、これを振りかけるだけで肉の味がぐんとおいしくなります。飲食店での修行経験を活かして、20種類以上のスパイスをブレンドしているそうです。これも『サンロクゴ商店街』で販売予定ですが、売り切れる可能性が高いのでお早めに!」

山賊山(サンゾクマウンテン)

「無骨なアウトドアブランドと言ったら、『サンゾクマウンテン』。ランタンポール『shock』が大人気商品ですね。すごい数が売れたと聞きました。ほかにも、凶器のようなハンマー『json(ジェイソン)』など、多くのヒット商品を生みだしています。焚き火テーブルや、サイドテーブル、フライパンなどすべて真っ黒のアイアンで統一され、『男のキャンプ』を体現するにふさわしいブランドです」

Ballistics(バリスティクス)

「ミリタリー、モーターサイクル、アウトドアの世界観をベースに、機能的なプロダクトを展開するのが『バリスティクス』。チェアやアウトドアテーブルなども手掛けていますが、ガス缶ケースやティッシュボックス、ウォーターキャリーなど、ミリタリー&アウトドアテイストを踏襲したあらゆるギアのストレージケースのラインアップが魅力です! 今回出展アイテムのひとつである『POLE BAG』は、キャンプシーンでなにかとかさばり、持ち運びが億劫な長モノ用の収納バッグ。エクステンション付きなんですが、これが便利なんです。ひとつのバッグで、サイズがまちまちの長モノすべてを管理できる、ありそうでなかったアイテムです」

Northstreet(ノースストリート)


「アメリカ・ポートランド生まれのバックパックブランドです。日本に上陸したのは2018年で、最近ようやく町でも見るようになりました。ぼくもロールトップタイプの20Lのバックパックを使っています。1000デニールのコーデュラファブリック仕様なので、スペック面でも安心して使えます。サコッシュやダッフルバックなど型数も多く、まだまだ知名度も低いので人と被りたくない人は今のうちにチェックしておきましょう!」

OXFORD PENNANT(オックスフォードペナント)


「こちらもメイドインUSAのブランドで、ペナントを中心にフラッグやバナーを手掛けています。天然素材にこだわったモノ作りをポリシーに、伝統的なアメリカのクラシックテイストが特徴です。さまざまなデザイン、カラーバリエーションを展開していますが、オリジナルのアイテムを制作してくれるのがうれしいところ」

Senelier(セネリエ)


「『セネリエ』は、広島生まれのアーティストや職人などにフォーカスしたワークウェアブランド。ワークウェアを謳っていますが、とくにアーティストに特化していて、ぼくはほかにはないデザインが気に入っています。ポケットやパターンがアーティスト仕様で、キャンプシーンでも活躍してくれるでしょう。ジャケットやオーバーオールが主力ですが、パンツやスウェットもオリジナル感があって格好いいです。『COEDO BREWARY』のユニフォームも手掛けるなど、今後注目のブランドです」

Captains Helm(キャプテンズヘルム)


「サーフ、バイク、ビンテージがブランドのポリシーですが、最近はアウトドアにも注力しています。カリフォルニア生まれのブランドで、『Captains Helm Tokyo』として3号店が東京・世田谷でオープンしています。東京と西海岸をブレンドした世界観で、独自のスタイルを確立しています。同名のオリジナルブランドからは、キャンプチェアやランタン、焚き火台などがラインナップ。定期的にアウトドアブランドを集めて、イベントも主催しています」

Liberaiders(リベライダース)

「『リベレイダース』はミリタリー、トラベル、ロックンロール、フォトグラフィーをテーマに展開する日本のストリートブランドです。ストリートウェアに軸足を置きながらも、ハイエンドやアウトドアに落とし込んだアイテムが特徴です。北京生まれ、日本育ちでディレクターを務めるMei Yongさんは、『ドイツ』を今シーズンのテーマに掲げていて、なかでもピックアップしたいのは『POLARTEC FLEECE PANTS』。『リベライダース』のミリタリー、旅、ストリートにアウトドアテイストを加えたフリースのパンツです。素材はポーラテックを使用して、レトロなアウトドアウェアもモチーフにしています」

BANANA YAMAMOTO(バナナヤマモト)


「今回唯一のアート作品がBANANA YAMAMOTOさんの作品です。直極細のペンで描く点描作品で、往年の名盤スニーカーを描きます。思わず近寄ってじっくり見てしまうほど緻密で精巧なので、是非現物を見ていただきたいです。ぼくは自分のクルマを描いてもらいました。平面だけでなく、立体作品や異業種とのコラボエーションも多く、今後ますます注目が集まる人だと思います。当日は作品の販売も行う予定です」

「平屋」のラインナップはこだわり満載

ここで紹介したブランド以外にも、あの人気ブランドも参戦予定!
「『サンロクゴ商店街』当日は店頭に立つ予定なので、どういうブランドなのか、イチ押しのアイテムはないか、気軽に話しかけて下さいね!」
と平さん。気さくな性格で饒舌な平さんの人柄も一見の価値あり。「サンロクゴ商店街」の名の通り、“商店街”を散歩するつもりで足を運んでいただきたい。

【マーケットイベント『サンロクゴ商店街』】
日時:2020年1月12日(日)10:00~20:00
2020年1月13日(月)10:00~18:00
場所:BA-TSU ART GALLERY(150-0011東京都渋谷区神宮前5-11-5)
入場料:無料(事前登録が必要となります。こちらよりご登録ください。)
主催:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント