「それってケータイ?」と思わず二度見。世界最薄・最軽量、ドコモのカードサイズ端末はぶっちゃけ買いなのか?

誰もが目を疑う!本当にカードサイズのケータイ誕生

スマートフォン全盛の携帯電話市場にあって、4Gケータイとして世界最薄の厚さ約5.3mm、最軽量の約47gというサイズを実現したカード型端末。低消費電力の電子ペーパーディスプレイ、通話を中心に絞り込まれたシンプルな機能が身上で、2台持ちユーザーの通話専用端末として他に類を見ない個性的な一台となった。

NTT ドコモ
カードケータイ KY-01L
実勢価格:一括料金 3万1752円
割引(月サポ)込 1万368円
※MNP、新規、機変の全オーダー

【SPEC】
サイズ:W55×H91×D5.3(最厚部5.5)mm
重量:約47g
ディスプレイ:約2.8インチ電子ペーパー
(解像度480 × 600ピクセル)
プロセッサ:Snapdragon 210
(Qualcomm MSM8909W)1.094GHz(クアッドコア)
メモリ:ROM 8GB/RAM 1GB(外部メモリ非対応)
バッテリー:380mAh(連続待ち受け時間 約100時間)
連続通話時間:VoLTE 約110分/3G 約160分
無線通信機能:LTE、3G(FOMAハイスピード)、
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.2
ポート類:USB Micro-B、nanoUIMカードスロット(イヤホンマイクジャック非搭載)

Front

Rear

Top

Bottom

Right

Left

もはや通信機能つきアクセサリーか。唯一無二の存在感が魅力

もはやフィーチャーフォンに新しい形態のモデルは登場しないのでは。そう思っていた矢先にNTTドコモから発売された『カードケータイ KY-01L』は、ほぼクレジットカードサイズの超小型デザインで我々の度肝を抜いた。

最厚部でも5.5mmというスリムな筺体に内蔵されたバッテリーの容量は、なんと380mAh。一般的なスマートフォンの数分の一しかない。それでも十分な駆動時間を達成しているのは、やはり低消費電力な電子ペーパーディスプレイによるところが大きいのだろう。反射型ディスプレイなので、眼が疲れにくいというメリットもある。

その反面、仕組み上モノクロ二階調のみの表示で、画面切り替え速度もスローなのだが、操作時のレトロなブザー音と相まって、使っているうちにむしろ唯一無二の個性として味わい深く思えてくるから不思議だ。

一切の無駄を削ぎ落としたモノリス風デザインは、あらゆるシーンに違和感なくマッチする。好みのカードケースに入れて持ち運ぶも良し、ストラップで首から下げるも良し。周囲の注目を集めることは間違いない。

一方で、ブラウザなど通話以外の機能はあくまで補助的なもの。現実的にはスマートフォンとの2台持ちで運用することになるはずだ。Web閲覧はさすがに電子ペーパーの表示品質では厳しいし、SNSなどのアプリも入っていないため、使いこなしには思い切った割り切りが必要となる。

さて結局のところ、この端末がターゲットとするユーザーは誰なのか。実はテクノロジーに詳しいガジェット好き、しかもファッション性を重んじる層に向けたアイテムであるように思える。

日常的なコミュニケーションや情報収集は使い慣れたスマートフォンで行いつつ、時折普段とは違った手触りを求めてカードケータイの独特な操作感を楽しむ。そして常に目に見えるところに身につけておくことで、「それって何?」と聞かれることからリアルなコミュニケーションにつながる。そんな“ガジェット好きのための通信機能つきアクセサリー”とも呼べる端末なのだ。

「それケータイなの!?」って聞かれるのが嬉しい“超・個性派端末”

本当にクレジットカード数枚を重ねたのと同サイズを実現。50gを切る重量は、もはや携帯電話を持っているという感覚すら感じさせない。ストラップで首から下げてもまったく重さが気にならないほど。

通話時のグリップ感は、握るというより指でつまむイメージ。一般的なスマートフォン(写真はPixel 3)と比較すると、大人と子どもほどのサイズ差がある。二台持ちにも抵抗感がないし、ポケットに入れてもまったくかさばらない。



ボディ左下には、昨今では見かけることの少なくなったストラップホールを備える。もちろん首から下げて持ち運んでも肩が凝るといったことは一切ない。充電に用いるのはUSB Micro-B端子。nanoUIMカードが大きく見えるのは、それだけこの端末がコンパクトであることの証だ。

付属品はSIMピンとマニュアルのみと実にシンプル。充電器やケーブル類は別途用意する必要がある。パッケージの箱もコンパクトで、大き目のスマートフォン端末よりもちょっと大きいかな、というサイズ感なのが面白い。

あらゆるシーンに溶け込むデザイン手元にあると便利なアプリも

ソリッドなデザインは、日常生活からビジネスまであらゆるシーンにマッチする。デザイン文具と一緒に机上に置いても相性がいい。プリインストールされているアプリは必要最低限だが、ホーム画面からワンタップですぐに使えて便利だ。

音声通話のダイヤル画面。シンプルではあるが、鋭角なフォントが良い味を出している。小さい端末ながらVoLTE通話に対応しているので、音声品質は申し分ない。

標準搭載のカレンダーアプリにはスケジュールを直接入力することも可能だが、画面が小さいこともあり、主な利用シーンとしては予定を確認する程度になるだろう。

時計アプリにはアラーム、世界時計、タイマー、ストップウォッチが。機能的には一般的なスマホとほぼ同等のものだが、手元にあるとなにかと便利。

低解像度の白黒表示ではあるものの、Webブラウザを標準装備。ご覧の通り画像は荒い表示になってしまう。あくまでテキスト主体と割り切って使うのが正解か。

長時間使うのでなければ、LTEによるテザリングも可能だ。緊急用の超小型モバイルルーターとして、いざという時に役立つことがあるかもしれない。

名刺入れや財布にも入る持ち運び方、自由自在のカードケータイ

耳に当てて通話していると道行く人から二度見されるほどにとにかく小さい。市販のカードケースや名刺入れならちょうど良いサイズでフィットするので、ある意味ケース選択の幅は広いと言える。財布やシステム手帳に忍ばせておく……なんて離れ業だって可能だ!

【ヒット確実な新製品の「試してわかった」をレポート】

プロの目利きたちがいち早くハンズオン! ヒット確実な気になる製品の試してわかったことをすべて教えます。

『デジモノステーション』2019年2月号より抜粋。

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