サウナー必見!フィンランド生まれの「テントサウナ」で、森の中でも極楽気分【アウトドア水遊び】

【新定番 アウトドア水遊び】

連日35度超え! 今年は120%猛暑である。はっきり言って何もする気にならない。水遊びを除いては……。
昔から涼を取るのに一番手っ取り早い方法は、大人も子供も水遊びと言われていたかどうかは知らない。ただ、自然の中で水と戯れていると猛暑のことなど忘れて、涼しく楽しいことだけは間違いないのだ。これからいよいよ夏休み本格シーズン。ここで紹介するような本気の水遊びに興じてみるのはいかがだろうか?

森の中でも水着でスーパー銭湯体験する
汗でびしょ濡れ!テントサウナ!

大自然に張られたテントをくぐると、そこは熱気むんむんのサウナでした。キャンプでサウナ、最高に気持ちいい!

サウナ王国、北欧のフィンランドから伝わってきた『テントサウナ』なるニュー・キャンプカルチャー。大自然の中でサウナに入り、火照った体を外気浴で癒すテントサウナは、まさにこの世の天国。キャンプでのお風呂問題が一気に解決! むしろキャンプの主役にもなる!

テントサウナ
TENT SAUNA
汗かいてナンボ!でもこれ、フィンランド式です!

フィンランド製のサウナ専用テント・ストーブがあり、熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を出す。するとテント内は50度から70度ほどに上昇し、心地よい発汗と新陳代謝が促される。体を叩くための道具・白樺の枝の束「ヴィヒタ」を持って入るのがお作法。

ここはこの世の天国か 外サウナが極楽過ぎる


一見してテントのようだが、何やら煙突が出ていて裸の人たちが出入りしている……中に入るとそこは紛れもなくサウナ! と、普通のキャンプ感覚では想像もつかない「テントサウナ」がそこにはあった。

今回取材したのは本場フィンランドからテントサウナ・関連製品を取り寄せ、販売・レンタル・イベント企画運営を行なっているミズジャパン(埼玉県・川口市)。

代表の大泉さん曰く、「本場フィンランドはサウナを出たらすぐ外気浴ができる、これがほぼほぼ大前提です。ミズジャパンではフィンランドの本格的なサウナを日本で提供したいなと考えたとき、このようなテント形式のものがあればフィンランドに近いサウナのタイプが楽しめると思い始めました」と、テントサウナ事業に至った経緯を話してくれた。

事業開始からおよそ3年。今では大型フェスに出店するなど、音楽好き・キャンプ好きからも注目を集めている。おじさんたち憩いのサウナ、というよりかはむしろサウナフェス。男女問わずテントの中で和気あいあいとしている様は、じーっと熱さを我慢する孤独のサウナとは一線を画す。もちろん、そこにはサウナでパリパリになった小説を読む人もいないし、サウナから出て垢すりする人もいない。ただ、陽気なサウナピープルだけがいる。

フィンランド式のサウナと言えば、サウナを出て極寒の氷が張った湖にどぼんと飛び込む…… とイメージが強いが、実際にはサウナを出た後に外の空気、外気浴を楽しむような、ゆるーいスタイルがメジャーとのこと。

フィンランドの人口はおおよそ550万人ぐらいで、その半数ほどの自宅にサウナが存在するほど、サウナ大好きなお国柄。日本の家庭にお風呂があるように、フィンランドの家にはサウナがあって当然なのだ。

サウナストーンに水をかけます


ヴィヒタで叩く! 叩く!


外気浴でクールダウン!

キャンプの風呂問題が一気に解決する!

ミズジャパンが取り扱うテントサウナは3種類。20人収容可能な大型モデル「Meri(メリ)」、持ち運びやすい4〜6人用の軽量モデル「Lampi(ランピ)」、設営が簡単な4〜6人用モデル「Järvi(ヤルビ)」に分かれる。

さすがに20人規模の大型モデルは一般のキャンプ用途には敷居が高い。でも、サウナの楽しさは小型よりも倍以上なので(体験者比)、フェスやイベントで見かけたらぜひトライしてみてほしい。

3種類の中でもっとも売れているのが、設営が簡単な4〜6人用モデルJärviで、この製品だけ自立するフレーム型。ただし、強固なフレームの分、重量は39kgと見た目以上にヘビーなので、持ち運びを考えるとしたら4〜6人用の軽量モデルLampi(9kg)に軍配があがる。

20人が入れる!巨大サウナテント
ストーブ
高出力ストーブはどんな環境でも安定して理想的なサウナ空間を作ることができる。

SAVOTTA
Meri
価格:178万円〜

テント、ストーブ(煙突含む)、ロウリュウ用のバケットとラドルがセットになったモデル。高出力なストーブを使って20人が同時に快適なサウナを楽しめるタイプはこの上なし。

フレーム型の自立式モデル

シェルター型
アルミフレームを組み立て幕を覆う方式なので、設置は普通のテントのように簡単。

SAVOTTA
Järvi
価格:25万8000円〜

アルミフレームで自立し、設営がもっとも簡単なテント。コンパクトに収納できるストーブがセットに含まれる(煙突・サウナストーン・革製耐熱グローブ込み)。

ファミキャン向け6人用テントサウナ

ワンポール型
中央にストーブを設置し、上に伸ばした煙突がワンポールの役目を果たす。

SAVOTTA
Lampi
価格:19万8000円〜

テント・ストーブ・煙突・サウナストーン・革製耐熱グローブ込みのスタンダードセット。中央のテントでバランスを保つ六角形型。重量が9kgと、もっとも軽い。

何かとお風呂に困るキャンプでも、テントサウナを持込めばレジャーとして楽しく、「お風呂はこれでいいじゃん!」と、実利も兼ねること間違いなしだ。

ここで「普通のテントでもできるのかな」と思うかもしれないが、これらサウナ専用テントが普通のテントと異なるのはまず耐熱性。難燃性コットンポリウレタン(難燃含浸)で熱を逃しにくい作りになっている。ストーブもサウナ専用のものを使用しており、サウナストーンをのせて水をかけ、水蒸気を発生させてサウナ化させる「ロウリュウ(フィンランドではサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることをそう呼ぶ)」を楽しむ設計がなされている。


ただの石じゃないサウナストーン

普通のストーブだとサウナストーンが載せられず、さらに水をかけるという使い方もできないので、サウナには向いていない。サウナストーンもセラミック製で、ロウリュウが発生しやすいものを使用するなど、サウナに特化したものがベストだ。

窓もあるよ!

テントサウナひとつとってもこれだけ奥深く、サウナに思いがあるフィンランドだが、じつはテントサウナ自体はフィンランドでも珍しい存在とのこと。むしろ軍用、徴兵制度が残っているので兵役の時に入ったという人が多いという。そのため見た目からしてミリタリーなつくりで、この色合いが森林によく映える。

サウナ楽しいよ!
ミズジャパンのイベントにあったプール。プールで遊んでサウナで温まるという使い方もグッド。むしろ外気浴よりも水風呂(プール)の方が日本的かも!?
【Profile】
テントサウナ世界大会に、日本代表として参加!

Kantaro Ohizumiさん:Producer
サウナ歴15年。本場フィンランドで行われるテントサウナ世界大会の日本代表としても参加。ミズジャパンは高校の同級生でサウナ好きが集まり起業した。
【DATA】

MIZU JAPAN Tent Sauna Company
住所:埼玉県川口市領家5丁目4-1
電話:03-6885-3615

ミズジャパンの由来は火照っている体を水で冷やす、そして健康になる。自然と水(ミズ)、そして日本を代表する企業になろうとミズジャパンと名付けた。実際にフィンランドに行ってサウナ合宿をし、本場のサウナスタイルの研究を欠かさない。

大型フェスなどの出店はもちろん、テントサウナの企画・運営、製品のレンタルも行なっているので、BBQや各種イベントの目玉として相談してみては。

『デジモノステーション』2018年9月号より抜粋。